太陽光発電・蓄電システムは、施工工事・アフターメンテナンスが重要です

太陽光発電・蓄電システムは、導入費用も大切ですが、どのような施工工事をするのか?定期点検・アフターメンテナンスは、あるのか?が最も重要となります。

太陽光発電・蓄電システムは、導入し何年電気をつくり続けてくれるのか?が肝となります。いくら安くに導入したとしても、定期点検・アフターメンテナンスもなく早期に使えなくなってしまえば、元も子もありません。

太陽光発電・蓄電システムは、フリーメンテナンスという人もいますが、永くに安心使っていただくには、定期点検・アフターメンテナンスは必須と言えます。

一番最初の施工写真は、他社の施工写真です。太陽光発電システムとして、発電はしますが、茶色の壁にアイボリーの配管、あまり美観のいいものではないですね。

当社では、できる限り隠蔽配管(配管を壁の中や天井裏の内部に隠し、外から配管が見えないようにする施工方法)で施工するようにしています。2番目の写真です。既築の場合、建物の構造上で隠蔽配管にできない場合には、壁と同色の配管カバーで美観に気を使い施工しています。3番目の写真です。

外注工事の場合、取り付けすることが目的になっている場合が多いように思います。当社は、自社責任施工ですので、丁寧な施工を心がけて永くに安心して使っていただくことを、目的としています。

アフターメンテナンスについて

太陽光発電システムは、永きにわたり電気をつくり続けてこそ価値があるといえます。そのためには定期点検・アフターメンテナンスが不可欠です。設置さえすれば、フリーメンテナンスで発電し続けてくれるわけではありません。

太陽光発電の電圧抑制について、

電気は電圧の高いところから低いところに流れるという性質をもっています。そのため余剰電力を売電するためには、住宅内の電圧を電線側の電圧よりも高く保っておく必要があります。(売電の特別な電線があるわけではなく、売電用に電気を送るときも買電しているときと同じ電線を使います。)電柱から住宅に引き込む電線と太陽光発電の電線を結ぶ接続点の電圧は、電気事業法で95~107Vの範囲内にとどめておかなければなりません。
パワーコンディショナーはこの条件を満たすため、住宅の電気消費量と発電量のバランスの変化に応じて電圧を上昇させつつ、電圧が高くなりすぎるとそれを抑えるために電圧抑制を行ないます。

電圧抑制機能が働くと、太陽光発電による発電量が少なくなってしまいます。知らずにそのままにしておくと大きな損失となってしまいます。
モニターでチェクする必要があります。月のトータルで発電シミュレーションより大きく下回る場合は、販売店に相談することをお勧めします。

対処方法は、電力会社に電圧の調整を依頼します。電柱側の電圧が高い場合は、改善してもらえる可能性があります。測定器を取り付けて電流と電圧の測定をします。(おおよそ1週間)結果、電柱側の電圧が高い場合、電圧調整が行われます。どのように対処するかは電力会社の決定に委ねるられます。

電圧は一定ではないので電圧抑制をゼロにするこはできませんが、このようなことも理解して対処する必要があります。当社ではあらかじめお客様に説明しておき電圧抑制が疑われれば、電力会社に測定を依頼しています。

15年以降では、パワーコンディショナーの交換も必要になってきます。車の車検ではありませんが、定期点検も必要です。

まとめると太陽光発電システムの発電寿命を伸ばすには、施工工事品質・定期点検・アフターメンテナンスが大変重要ということです。